自宅の外に私設図書館をつくるとなると、家賃なりなんなりを支払わないといけない。そうなると、それを賄うために何かの商行為をしないといけない。私設図書館とカフェは相性が良さそうだからカフェを作ろう。そんな思考で始まった Cafe & Library 構想。コーヒーは好きだしある程度の関心もあるのですが、500円のコーヒーだけで家賃を払っていくのはムリでしょう、というぐらいは直感でわかります。下世話な話ですが、1日の売り上げを1万円、25日営業、家賃月10万円、給水光熱費月5万円、原価率30%として原価7万5千円。これで月の収支はやっと2万5千円の黒字。まあ本の仕入れ代ぐらいは賄えそうですが、それじゃ1杯500円のコーヒーだけで1日1万円の売り上げを出すには、コーヒーを20杯出さないといけない。ゆっくり本を読んでもらうことに価値がある空間なので、席の回転率はそれほど高くは出来ません。むしろゆっくりしてもらうなら、その間に小腹も空くでしょうから、それを満たすような何かを提供する方がいい。それも、カレーライスとかナポリタンスパゲッティみたいな、ソースで本が汚れてしまうようなものは出したくありませんし、たくさんの食材をストックしておかないといけないようなメニューだと食品ロスも増えてしまいそうです。
そんなことで辿り着いたメニューがパンケーキ、ワッフル、サンドウィッチ。まず手始めにパンケーキを焼いてみよう、ということで、ネットでパンケーキの焼き方を解説しているページを探して挑戦。まずは材料の仕入れから、といっても近所のスーパーでの買い物なのですが、必要なものを買いそろえていきます。とりあえずは家にあるフライパンで作ってみる。セルクルもキッチンペーパー作った輪っかで代用。料理は作ったことがありますが、パンケーキだとかお菓子だとかを作るのは初めてなので、ちょっとワクワクしつつ、どこかドキドキします。
最初に作ったものは、まったく膨らまなかったのですが、味は確かにパンケーキの味がしました。2回目は、いったんは膨らむのですが、フライパンの火を止めて皿に盛るとペシャンコに。3回目は見事に膨らんだのですが、真ん中あたりの火の通りがわるく生臭い味に。それぞれ原因を調べていろいろ改善をしていくのですが、その間に手際だけはずいぶん良くなってきました。弱火でゆっくり火を通さないといけないので、焼くのに時間がかかるのは仕方がないのですが、それまでの工程を手際よくすれば、焼いている間にコーヒーを淹れることができ、焼きあがったときにはすっかり台所も片付けられて、ゆっくりとカフェタイムを楽しめる。実際にカフェを営業しはじめれば、同時に何人かのお客さんが来ることもありますから、手際の良し悪しも大事です。しかも、たまに偶然、美味しく出来るというのではなく、いつも美味しい均質なパンケーキが作れないといけません。
なかなか先は長いなぁ、というのがいまのところの正直な感想ですが、この年齢になってこうして新しいことを始められるというのも幸せなこと。開業するころには美味しいパンケーキを召し上がっていただけるようになっていると思います。
「何をお探し?」 変化のない毎日を変えたいと思う主人公に司書が紹介したのは「ぐりとぐら」。なぜこの絵本なのかと訝しながら、懐かしさ半分にページを開く。そこに出てくるカステラを作ってみようと思ったところから、主人公の人生が変わり始める。
パンケーキも私の人生を変えてくれるのか…
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