しばらくこのブログが更新できませんでした。もう定年退職までのカウントダウンが始まっているのですが、そこに2月の半ばから災害級の繁忙がやってきて、昼も夜も休日も働き詰め。まったく私生活のない日々を過ごすことになってしまいました。4月も後半になってやっと少し余裕ができてきたので、こうしてブログの更新をしているのですが、それでもかなりの繁忙です。もしかするとこれが退職まで続くのかも知れない。しかも、これが結構、不毛な仕事なのです。繁忙期を乗り越えたら何かが完成するわけでもないし、どうせ来年も同じなのだろうと思うと、徒労感だけが残ります。
この間、開館の準備はまったく進みませんでした。
1月の末に、お店にするための物件の鍵が引き渡されました。隣の方と向かいの方にご挨拶にいきました。とても好意的に受け入れてくださって良かったのですが、その後、雨戸を開けに行くこともなかなか出来ず、つい先日やっと掃除機を掛けることができたという状態です。所在地が決まったので名刺を作り直したのですが、そのときにホームページのURLとメールアドレスを記載するべく、独自ドメインを取得したのですが、思うようにページのデザインもできません。リブライズという無料の図書館システムに所在地は登録できたのですが、蔵書の登録がなかなかできません。宣伝のために、京都で一箱図書館を借りたのですが、賃貸料を支払いに行くことができず、これも先日2週間遅れで入金してきました。こんな災害級の繁忙がなければ、物件の手入れも、ホームページも、リブライズへの登録も、宣伝も、少しはカタチになっていたと思うのですが、どれもこれも中途半端な状態です。
開館の準備は思うように進まないのですが、会社というところの理不尽を嫌というほど経験しました。そんな仕事辞めてしまえばいいと思うかもしれませんが、そうもいかないのです。フランクフルトに行ったアルプスの少女ハイジが、アルムの山に帰りたいと願いつつも、クララのことを思うとそれが言い出せない。やさしくしてくれるおばあさまや、何かと気を遣ってくれるセバスチャンがいて、ロッテンマイヤーさんもけっしてわるい人ではないのだけれど、ハイジは夢遊病になるほどの辛い思いに耐えている。それを大人の世界に移し替えるとこういう物語になるのか、というような経験です。これをネタに本が1冊書けるかもしれません。
GWを前に、少し出口は見え掛けてはいるのですが、まだその先に何があるかも知れず、仮に休みの日は休めて、普段もせめて8時には退勤できるぐらいになったとしても、この間に積もった肉体的な疲労と精神的な虚脱感から日常を取りもどすには、少しリハビリが必要な状態だと思うのです。もし、私のほかにもそんな人がいたら、本の庵がそのリハビリの場所になれるのか。本を1冊書くまでは行かなくても、この理不尽の正体は何なのか、自分は何に悩み、何に傷ついたのか。それを考えることは、もしかすると、本の庵の大切な機能を考えることにつながるのかも知れません。
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