2024/08/21

開業計画書

 夏休みの課題だと思って取り組んでいる通信教育。コーヒーの種類や産地、淹れ方、ラテアートの作り方などの章が終わって、いよいよカフェを開業して経営していくというところの勉強です。

 最初に、「マーケティングの基礎知識」と称して、商学部の1年生の入門科目の授業のような章が設けられています。如何に競争に負けないか、如何に稼ぐか、儲けるか、という話なのですが、競争する気も稼ぐ気も儲ける気もない身としては、「ちょっと違うんだけどなぁ」という印象は拭えません。どこにもないような価値を作りたい、という思いは持っているのですが、それに「差別化戦略」という名前を付けた瞬間に、どこにでもあるようなものになってしまう。それも「こんなことを考えているのは自分だけじゃないんだ」と思うと励みにもなるのですが。

 ともあれ、「開業計画書」を作るという課題があるので、作ってみました。

 まず「開業のきっかけ、経緯、技術、事業の特徴などの要点」を書きましょう、ということなので、こんなふうに書きました。

個人宅を私設図書館として開放されている事例に倣い、より来訪しやすいように、カフェを開業してそこを私設図書館にしようとしている。飲食店に関する経験はないので、できるだけメニューを絞り、そこに特化して技術を習得する。グループやカップルでの利用ではなく、ひとりで利用することを想定し、本を読んだり、仕事や勉強がしやすい店内環境を維持したい。シートチャージを導入して、ひとり2~3時間の滞在を想定した店づくりをする。

 この段階で儲かりそうにはありませんね。私が添削する立場だったら、グループやカップルで利用できるような店づくりを勧めます。客単価が同じでも、グループ客ならひとり客の数倍の売り上げになるし、カップルでも2倍になります。座席は短時間で回転させる方が収益率が高いし、デザインはお洒落でも座り心地はあまり良くない椅子で、1時間も座っているとお尻が痛くなるぐらいがいい。そんなアドバイスをすると思うのです。でも、私にとっては収益よりもコンセプトが大切なので、ここは譲れません。

 テキストには「立地条件が重要な場合は、その立地を選んだ理由にも触れましょう」とも書かれています。立地条件は重要です。

ひとり客で長時間の滞在を想定しているため、駐車場を用意するとかなりの広さが必要になる。駐車場を用意しなくてもよい、駅からの徒歩圏であることが必要。特徴的な店舗運営のため、通りがかりに偶々入店する一見客ではなく、遠くからでもわざわざ来店してくれる方を歓迎したい。そのために、人通りの多い商店街ではなく、住宅地の中にポツンとあって、知る人ぞ知るような場所になることを目指したい。

 これも、このまま添削レポートに書いて提出すると、さんざん赤字で「お直し」が入りそうですね。稼げなくても、毎月赤字になることだけは避けたいのですが。

 あと大事なのは開業資金についての計画なのですが、実はここがいちばん悩ましいところ。ため込んだおカネにも退職金にも、妻という鍵が掛かっていて、この鍵を開けるのがたいへん。結婚当初から家計を妻に預けっぱなしにしていると、こういうことになってしまうのです。この鍵の開け方はテキストにも書かれていません。


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